一般的にTシャツは第一次世界大戦の頃に登場したとされています。当時のアメリカで兵士に支給された軍服は羊毛が使われていて着心地があまりよくなく、夏の暑さに耐えることができませんでした。ヨーロッパでは綿の肌着が兵士に支給されており非常に快適だったため、アメリカ軍でも公式に採用されます。第二次世界大戦時のアメリカでは、陸軍と海軍の標準的な肌着としてTシャツが採用されました。

綿製のTシャツは1920年代頃には既に辞書にも記載されており公用語として広く認知されています。第二次世界大戦が終わると復員した学生がアウターとして着るようになり、一般的に広く定着します。アメリカでは大学の体育でスポーツ用として貸し出され、返却のために数字をデザインしたのがプリントTシャツの始まりとされています。多くの学生にプリントTシャツが人気となり、校章や学校名の入ったものが生協などで売り出されます。

大手企業も販売促進のためのグッズとしれロゴを印刷したTシャツを使うようになります。クラスTシャツの起源は定かではありませんが、1980年代の末には高校のイベントで使われていました。その後クラスTシャツは学校イベントに不可欠な存在となり小学校から高校まで、様々な場所で使われています。クラスTシャツは一般的なものとは異なりメンバーの一体感を演出することができます。

文化祭や体育祭など共通の目的を達成するためのモチベーションを高める働きがあり、広く使われるようになりました。